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メルセデス・ベンツ GLBで経験した不具合まとめ 故障?仕様?

メルセデス・ベンツ GLBで経験した不具合まとめ 故障?仕様?
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私がメルセデス・ベンツのGLB 200d 4MATICオーナーの仲間入りを果たして約半年、性能や装備、雰囲気と本当にどれも大満足で毎日楽しく運転しています。

ただ、不具合等とはまったく無縁かというと、実はそうでもありません。

大きな物はまだありませんが、細々した物はすでにいくつか経験しています。

輸入車という事もあり、ネット上にも個別の事案に対する情報があまり多くは無いのですよね。

そこで、すでにGLBのオーナーの方には不具合事例の対処方法の一例として、そしてこれからGLBを購入しようと思っている方には既知の問題を知って心の準備をしてもらうための情報としてこの記事を書きました。

内容が内容なので、これ以上項目が増えて行かないのがベストなのですが、これから長く乗っていく上で、もしも増える事があればその都度加筆して行きたいと思っています。

GLBの不具合のデータベースとして、GLBオーナーの方、GLBの購入を検討されている方、是非参考にして頂ければ幸いです。

「アクティブブレーキアシスト機能が制限されています」等の警告が表示される

メーター内に表示された3種類の警告

こちら、納車後間もなく、エンジンを始動するたびにメーター内に表示されるようになりました。

必ず3つセットで出現し、その文言は以下のようなものです。

  • アクティブブレーキアシスト機能が制限されています 取扱説明書を参照
  • アクティブブラインドスポット作動できません
  • アクティブレーンキーピングアシスト作動できません

ハンドル右のセンサーボタン(黒い四角ボタン)を押せば消えますので、運転に支障をきたす事は無いのですが、何か内部的に機能していないようで気になりますよね。

メーター内のメニュー表示

ちなみに警告メッセージを消してしまった後に内容を確認したい場合は、ハンドル右のホームボタンを押したメニューから「メンテナンス」→「3メッセージ」とたどると確認出来ます。

すぐに購入店のシュテルンに持ち込んで診断してもらった所、外装に複数搭載されているセンサーの1個に不具合があったようです。

この時は予約なしで入庫したので、タブレット型の診断コンピューターを接続して一旦警告をリセット、様子を見るという事で帰宅しましたがすぐに再発、後日搬送車で引き取りに来てくれました。

結局、朝入庫で夕方には帰って来ましたが、行った処置としては該当センサーのキャリブレーション(調整)との事でした。

これで症状が再発するようならばセンサーの交換との事でしたが、5カ月程経過した今現在、同様の警告メッセージは出ていません。

尚、納車間も無い時期だったので、この不具合でセンサーが必要な機能にどの程度の制限がかかるのかまでは検証出来ませんでした。

納車から2~3日という事で、もちろん修理費用は発生しませんでしたが、数年経過後に発症したとしたら・・・怖いですね。

「アクティブブラインド・・・」の警告表示再発 センサー交換

メーター内に出た「アクティブブラインドスポット作動できません」の表示

こちらの不具合、しばらく出ていなかったのですが、もう少しで1年になろうかという今年の6月、再発してしまいました。

メルセデス販売店で診断してもらうと、対象のセンサーは前回と同じく左後ろのバンパーに埋め込まれたセンサーとの事です。

センサーは無償交換らしいのですが、部品発注したのが6月上旬、本国取り寄せとなり実際にセンサー入荷の連絡があったのは9月中旬と、実に3か月半を要しました。

部品待ちの期間中、センサー警告の症状出現頻度にもムラがありまして、出る時は毎日、出ない時は1週間くらい出なくて忘れている事もありました。

また、始動時に出なくても移動中にセンサー警告が発動、リカバリーを繰り返すパターンもあります。

ただ、この状態での具体的な不具合は走行中に白線を踏んだ時に発動するブルっとハンドルが振動するあれが無くなる事くらいかなと。

オートドライブにも入りましたし、車間距離も感知していたような?

搬送車に載るGLB

そして実際の交換作業なんですが、3営業日欲しいとの事で搬送車で代車と入れ替えて入庫となりました。

部品交換作業としては長めな気もしますが、センサーは塗装が必要になるとの事でこの作業日数になるそうです。

そしてセンサー交換入庫からGLBが戻ってきて約1か月、今のところ「アクティブ・・・」系の警告は出ていません。

正常に機能してくれれば何かと便利なセンサーカメラですが、その数が増えれば同時に故障のリスクも増えるという事でちょっと複雑ですよね。

「アクティブブラインド・・・」の警告表示再々発

2024年5月またしても同じ警告が出るようになりました。

まずは調整メンテナンスをして再現するようなら対象センサー無償交換という事で対処してもらったのですが、やはり同じ警告が出ます。

今度は右後ろのコーナーセンサーを本国から取り寄せとのことですが、本国(ドイツ)取り寄せとの事で7月上旬発注で先日(9/28)入荷予定と連絡がきました。

修理完了後、また追記したいと思います。

エンジン停止後、エンジンルームから機械の動作音がする

こちら、エンジン停止後にボンネット内から異音というか機械の動作音が聞こえるという現象です。

調べた所こちらのようなFAQがありましたが、こちらはファンが動作する音の様です。

私が聞いて違和感を覚えた音とは違う気がしまして、ボンネットを開けて目視、該当箇所の動画を撮影してシュテルンに問い合わせました。

結論としましては、上記のFAQの症状とは別の、エンジン内の圧力を開放する動作との事で、ディーラー保管のGLBでもこの動作を確認したそうで、不具合ではないそうです。

ただ、私はこの症状を3回程経験しているのですが、見ている数分の間に止まる気配が無いため、エンジンを再始動して停止とするとすぐに動作が止まるという状況でした。

そのまま動作が止まらなければバッテリーが上がるのではという懸念からこうしましたが、実際にどの程度で止まるのかは不明です。

ディーラーの方曰く、本当に問題が発生した場合はメーター内に警告が出るはずで心配無いとの事ですが若干疑っています(笑)

リモートエンジンスタートが正常に始動したのに失敗のメッセージ

アプリでエンジンの状態と室温をモニタリングできる

GLBは2022年12月からMercedes meアプリでリモートエンジンスタート機能が使えるようになりました。

年間7,200円のサブスクですが、絶対にそれだけの価値はあり、私も早速購入して使用しています。

GLBに純正リモートエンジンスタート機能が追加されたので購入してみた
GLBに純正リモートエンジンスタート機能が追加されたので購入してみた2022年12月7日、我が愛車メルセデス・ベンツ GLB200d 4MATICに待望の機能が追加されました。 専用アプリ「Merc...

冬の北海道で離れた場所から暖機運転ができるのは便利ですし、携帯電波を使用するタイプなので車との距離を意識する必要もありません。

大変便利で気に入っているのですが、気になる不具合というかバグが一つ。

iPhoneに届いたエンジン始動成功と失敗のメッセージ

リモートでのエンジン始動後、「車両が正常に始動しました」というメールが届くのですが、いつの頃からか、すぐ後にMercedes meアプリから「車両のリモートスタートが中断されました」という通知もほぼセットで届くように。

この症状が初めて出た時、心配になって車を見に行きましたが、エンジンは正常にかかっていました。

以降、何度か確認するも、本当にエンジンが掛かっていなかった事は無かったので、6カ月点検の時にでも聞いてみようと思っていたのですが・・・。

2月初旬、Mercedes meアプリに更新が入り、それ以降この症状は出ていません。

どうやら既知の不具合だったらしく、アプリの更新で修正されたようですね。

同様の症状で悩まれていた方はアプリの更新を行ってみて下さい。

窓が閉まっているのに開いている警告

Mercedes meアプリから窓が開いている旨の警告が届く

こちらは冬の北海道ならではの事象。

冬の北海道は日中の最高気温も氷点下という日が続きます。真冬日というやつですね。

洗車等すると当然あちこち凍結しますし、日中の日差しで解けた雪が夜間に凍結する事もあります。

そういった状態で窓を開けようとすると凍結して開きません。

トルクリミッターが働いて、ずっとモーターが作動して開けようとする訳ではありませんが、全閉の位置からは外れるようです。

実際には開いていなくても、開いている旨の警告がMercedes meアプリを通じて車両から届きます。

エンジンを掛けて閉止動作をしっかりすれば解消されますが、これを回避するには、凍結時に気付かず操作してしまった場合は動かずとも忘れずに閉止動作を行うというのが正解です。

こちらはGLBに限らず、冬の車の北海道あるあるです。

何もしてないのにラジオ、音楽のボリュームが変化する

こちらも気のせいかと思っていたのですが、最近確信しました。

不具合とまでは言えずとも、エンジン始動後、数分でオーディオのボリュームが一段階程勝手に大きくなります。

というか、最初は設定音量よりも小さく、数分で元に戻ると言った方が正しいかもしれません。

最初はラジオの電波の感度によるものかと思っていましたが、BluetoothでiPhone内の音楽を再生している時にもなりますのでそうでも無いようです。

深刻な実害は無いのでこちらも6ヵ月点検の時にでも同じような事例が出ていないか確認してみようと思っています。

何もしてないのに再生している曲やラジオ局が変わる

私のGLBというかMBUX、時々、何もしていないのに再生中の曲がスキップしたり、プリセットのラジオ局曲が変わったりします。

ハッキリとした原因をまだつかめていませんが、大体の予想は付いています。

私は運転時、メーター内中央の表示に聞いているソースの画面を表示する事が多いです。

つまり、ハンドル右のセンサーボタンで「進む」「戻る」の操作ができる状態にしています。

ハンドルを回す時に触れてしまうケースはもちろんですが、このボタン、静電式なのか触れずとも指を近づけるだけで反応してしまうケースがあるようです。

これを思い立ってから気を付けるようにしたところ、頻度は激減しました。

もちろんまだ調査中なので、別の原因が分かればシェアしますね。

エンジンスタート後、左画面が起動せず暗いままになっている

ナビ画面が起動しないGLB室内

こちらも約半年で2回程経験しました。

エンジン始動後、ユーザー選択の画面からナビ画面へと遷移するはずの左画面が暗いまま無反応といった症状です。

ちょうどリモートスタートでエンジンを始動した時と似ています。

一度は止まってエンジンを掛け直す事で解消、2度目は放置していたら何かの拍子に起動画面になって立ち上がりました。(始動後間もなく)

再現性が低い事もあり、気にしていませんが、何かの折にはディーラーで相談してみたいと思っています。

エンジン診断警告灯の点灯

GLBメーター内で点灯するエンジン診断警告灯

ネット上ではエンジンチェックランプと言っているサイトもありますが、GLBの取扱説明書にはエンジン診断警告灯と表記されています。

GLB取扱説明書抜粋GLB取扱説明書PDFより抜粋

この警告灯が点灯したシチュエーションですが、エンジン始動後20分程走行、少しの停車後、再発進した際、点灯に気付きました。

この警告灯何だったかなあと思いながら停車してネットを検索。

かなり広い症状をカバーするサインのようで特定はできません。

一応、メルセデス販売店に連絡してみましたが、お店としてもノッキング等の具体的な症状が出ていない場合は診断機をつなげてみないと特定は難しいそう。

翌日来店して診断してもらった結果、今回の警告灯点灯の原因はNOxセンサーの不具合という事が判明しました。

保証案件という事で部品を取り寄せて頂き、この警告灯が出た8月の月末に1年点検を予約していましたので、そこに部品が間に合ったので一緒に交換して頂きました。

この間、気になるので警告灯は一度リセットしてもらい、すぐに点灯すると思いますと言われていたのですが、点検時まで再点灯はしませんでした。

結構ありがちな故障らしいのですが、何か症状が出ていた訳でもなく、誤動作という事はないのですかね。

無料だからお願いしましたが、センサーは高価らしいので有償期間だったらと考えると少々気が滅入ります。

NOxセンサー故障診断に関するリコール

リコールの通知封書

先日(2023年11月20日)、メルセデス・ベンツ日本株式会社よりリコールの通知が届きました。

内容としては私も今夏経験したNOxセンサー不具合の閾値設定に関するもので、要約すると少し厳しすぎたのか異常が無いのに故障と判断してしまうというものらしいです。

当然無償対応で、ソフトのアップデートで作業時間が2時間とのこと。

これから予定を調整して入庫する予定です。

「車両はロック解除されています。ロックしますか?」という通知が解錠して即送られてくる

mercedesmeアプリの解錠通知

メルセデスミー(Mercedes me)アプリをインストールしているGLBオーナーにはなじみのある通知ですよね。

洗車等のために解錠して、エンジンを掛けずに一定時間が経過するとアプリに通知が入るあの機能です。

助かる場面ももちろんあるのですが、今年の夏頃から解錠して即通知が入るようになりまして、最初は頻度的にも極まれにという感じでしたので気にもしていませんでした。

しかし一年点検を過ぎたあたりから誤通知の頻度が増し、多い時には毎朝というケースもあるのです。

ただ、救いなのは短時間に頻発はしませんで、前回施錠から12時間程経過してからが多く、買い物等で動き回る時等は大丈夫なのです。

もちろんディーラーにも相談し、車側のソフトアップデート?はスタッドレスタイヤ交換入庫の際に済ませたとのことで、あとは私のメルセデスミーアプリのログインし直しで様子を見て欲しいとのこと。

結論として、これでは解決しませんでした

確かにどちらかというと自動車修理というよりもソフトウェアのデバッグ的な案件、これ以上ディーラーに問い合わせるのも気の毒に感じ、メルセデス・コールに電話をかけて相談してみることに。

メルセデス・コールの回答を要約すると、この現象は複数のユーザーから報告が上がっており、メルセデス・ベンツとしても把握している現象で改善出来るよう取り組んでいる最中との事です。

そしてこの問題を認識した時点でのMercedes meアプリのVerは1.35.0で、現在のVerは1.39.0ですが、残念ながら解決には至っていません。

ヴァージョンアップのせいかは分かりませんが、頻度は少し少なくなっている気がしますので気長に解決を待ちたいと思います。

追記 Mercedes me Ver1.41.0リリースで解決

2024年4月、メルセデスコールから電話がありました。

本国(ドイツ)からアプリのアップデートを実施した旨の連絡があり、どうやら件の症状が改善されているようで、私の環境ではいかがでしょうかという連絡でした。

すっかり忘れていましたが、言われてみれば誤報はしばらく見ていないような?

いや、すごいですね、さすが天下のメルセデス

この手の苦情というか問い合わせは華麗にスルーされてしまうのが常ですが、たった一人のオーナーのために連絡してきてくれましたよ。

高いだけありますね、とても特別な車を所有しているのだと良い気分になりました。

また何かあったら利用したいです。

GLBの不具合まとめ

GLBの前面画像

車の不具合って気になり出すと本当に気になりますよね。

特に私と同様、輸入車が初めての方は不安になる事も多いと思います。

ただ、そんな心配事よりもオーナーである事の満足感や優越感がはるかに勝るのもメルセデス・ベンツ GLBです。

私もまだまだGLBに乗り始めたばかり、GLBオーナーの方、これからオーナーになる予定の方、是非こういった情報も共有しあって楽しいGLBライフを送りましょう。

何かあれば当記事もどんどん加筆して行きますが、特異な事例を経験した方等の情報もお待ちしています。

それでは良いGLBライフを。

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