メルセデス・ベンツのGLBにはMBUXという統合システムが搭載されていまして、ナビはもちろん、音楽、動画、ラジオ等、一般的なオーディオビジュアルメニューは一通り楽しめます。
地上波テレビやApple CarPlayはオプションで購入する事になるのですが、これがなかなか尋常な金額ではありません。
ちなみに私はどちらも購入しておらず、ラジオと音楽再生をメインに標準機能のみで運転を楽しんでいます。
テレビもカープレイもいずれ導入したいとは思っていますが、今現在は標準機能だけで充分とも感じています。
GLBの購入を考えている方は、標準のオーディオビジュアル機能がどの程度の実力なのかも気になりますよね。
GLBを購入して半年、私も大分操作に慣れてきましたので、MBUXの標準的なオーディオビジュアル機能で出来る事をご紹介したいと思います。
自分の希望する車内環境にオプションが必要かどうか、GLB購入を検討中の方は是非にしてみて下さい。
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GLBのMBUX オプション無しで出来る事
一般的に車内で楽しめる音源としては、音楽再生、動画再生、ラジオ(FM、AM)というのがポピュラーですよね。
GLBのMBUXは標準機能でいずれも楽しむ事が出来ます。
出来ると言ってもどの程度の事が出来るのかが大事ですよね。
次章から早速解説して行きます。
余談ですが、地上波デジタルとApple CarPlayは有料オプションなので、未購入だと当然利用出来ませんが、私なりの考察を後半に書いていますので、合わせて検討材料にしてみて下さい。
GLBで音楽を聴く
標準装備状態のGLBのMBUXで音楽を聴くには3通りの選択肢があります。
- USBメモリーに入れた音楽ファイルを再生
- ライトニングケーブルでUSB接続したiPhoneから音楽再生
- Bluetooth接続したiPhoneから音楽再生
それぞれメリット、デメリットがありますのでご自分に合った方法を選んで下さい。
USBメモリーに保存した曲を聴く
こちら、CDや音楽ファイルを購入する習慣がある方や、携帯電話で音楽を聞く習慣が無い方におすすめです。
PCにiTunesが入っていてCDを取り込んでいるならば、iTunesフォルダにアーティストごとのフォルダ、その中にアルバムごとのフォルダがありますので、そちらを丸ごとUSBメモリーにコピーするだけです。(MP3、AACは再生確認済)
アーティスト名、曲名、アルバムアートワークもしっかり表示されますし、MBUX上でファイルやフォルダのリストも見えて選択できます。
フロントコンソール内のUSBに差しっぱなしにする事で、電波の心配等も要りませんし安定感は抜群です。
デメリットがあるとすれば音楽ファイルをコピーする手間とUSBの接続口がtype-Cである事でしょうか。
USB端子の勢力図としてはまだまだtype-Aが多いと思われる昨今、変換ケーブルなり、メモリーの新調なり、なにがしかの工夫が必要になるかもしれません。
ライトニングケーブルと接続したiPhone内の曲を聴く
Apple CarPlayの機能を購入していなくても、ライトニングケーブルでiPhoneを接続すればMBUX上からiphoneミュージックプレーヤー内のプレイリスト別やアーティスト別、アルバム別といった項目を選択できます。
ただ、Amazon music等のサブスクの場合は少々使い勝手が違ってきますので、後述するBluetooth接続の項目でまとめて解説します。
こちらも有線ですので通信は安定しますし、充電もされますからバッテリーの心配も要りません。
デメリットとしては乗車する度iPhoneをポケットやカバンからわざわざ出して、ケーブルを接続しなければならないわずらわしさでしょうか。
この一連の流れが面倒と感じる方(私)は次に紹介する方法がベストアンサーです。
Bluetooth接続したiPhone内の曲を聴く
私が最も多く利用しているのがこの方法で、契約しているAmazon music Unlimitedの楽曲を再生しています。
音楽ファイルをiPhoneにダウンロードできるので通信料の心配もありません。(もちろん事前準備は必要ですが)
車に乗ると勝手につながって再生されますが、基本的に直前に使っていたプレーヤーがつながる仕様ですので、直前までiPhone ミュージックプレーヤーを使っていたなら乗車時につながるのはiPhone ミュージックプレーヤーとなります。
ライトニングケーブル接続時と違ってくるのはiPhone ミュージックプレーヤー使用時の挙動です。
権限の関係なのか、Bluetooth接続時の方がケーブル接続時よりもMBUX上で出来る、選べる機能が少なくなります。
そして前述したサブスクの使い勝手の件ですが、Amazon MusicはMBUX上でプレイリストやアルバムの楽曲リストを一覧で見る事ができません。
1曲進める、1曲戻るなんて操作は可能ですが、次のアルバムに移動なんて操作は無理です。
もちろんiPhone上からの操作は可能ですから、イメージとしてはiPhoneをBluetoothのスピーカーにつなげて音楽を聞いている感じですかね。
Bluetoothでの携帯電話接続も2台まで可能なので、いつも同乗する奥さんや子供さんのiPhoneで選曲してもらうのも良いかもしれません。
色々と制限はあるものの、一時間以内のドライブならば断然おすすめの使い方です。
GLBで動画を観る
以前乗っていた車ではDVDを再生してアーティストのライブを再生していたりしていたのですが、GLBにCD/DVDを再生できるプレーヤーは搭載されていません。
代わりにUSBメモリーに入っているMP4ファイルが再生できます。
仕様なのか、横長画面なので横の空白はしょうがないとして、HD映像にも関わらず上下にも少し黒い帯が入ったりします。
今後色々なファイルを作成して最適解を探していこうと思っています。
最後に大事な事を言い忘れていました!
MBUXでの動画再生・・・、走り出すと画面が見れなくなって音声だけになります(笑)
対策としてはTVキャンセラーやOTTOキャスト導入ですね。
地上波デジタル放送とApple CarPlayのオプションは必要?
- テレビ機能(12セグ/ワンセグ自動切換) 120,800円(税込み)
- スマートフォン連携機能(AppleCarPlay/AndroidAuto) 36,600円(税込み)
テレビとカープレイの機能は上記の価格でMercedes me Storeから購入可能です。
魅力的な機能ではありますが、どちらの機能もそれら単体では片手落ちな気がします。
というのは、テレビ機能であれば走行中は見る事が出来ませんし、カープレイは有線専用で直接扱えるアプリも限定的です。
もし、それらの不完全さを補おうとすれば前述したTVキャンセラーやOTTOキャスト等の機器も購入する事になり、もう数万円の追加費用が必要です。
悩ましいですよね、その金額に見合う程どうしても欲しいのか、よく自分のカーライフと相談したい所ですね。
GLBのMBUXは追加費用無しで実用に耐えるか
昭和生まれのアラフィフとしては、今回ご紹介した選択肢にCD/DVDが無い事に自分で衝撃を受けています。
自宅のパソコンも光メディアを使わない傾向がありますし、そういう時代なんですね。
平日は通勤の短い運転がメインの私、音楽に関しては今の所不満は無いのですが、前車ではライブ映像を流しっぱなしにするのが好きでした。
音楽とラジオに関しては標準状態のMBUXでも充分楽しめますが、テレビと動画に関しては少々課題を残しています。
どういう形で再生を実現させるのが最良か、今後検討を重ねたいと思います。
ドライブに最適な季節にもなってきましたし、こんなことをあれこれ妄想するのもまた一興ですね。