国産車から輸入車に車を買い替えようかと考えている人が心配になるのは、維持費がいくら位になるのかという事ではないでしょうか。
イニシャルコスト(購入初期費用)は金額が明示されていて支払いますからよく分かるのですが、ランニングコスト(維持費)というのはその都度支払いが発生して実感していく事が多そうで何だか怖いですよね。
私の場合だと国産車からメルセデス・ベンツ GLB 200d 4MATICに乗り換えました。
ちなみに今まで乗っていたのはトヨタの70系ノア、絵に描いたようなファミリーカーです。
そこで私は普通の会社員がベンツの維持費を払っていけるのか心配になり、事前に少しランニングコストについて調べたのです。
任意保険や車税、燃料代に直結する燃費、車検や消耗品、車の維持費というのはあげれば本当にきりがありませんよね。
その中でも任意保険と車税は先に調べて想像の範囲内だった事が購入の決め手となりました。
これからメルセデス・ベンツのGLBを買おうかと考えている人のために、リアルオーナーの私が把握している情報を色々とシェアしたいと思います。
Contents
メルセデス・ベンツ GLBに乗るためのコスト
輸入車の購入費、維持費は高い?
普通の会社員の私にはそんな先入観がありました。
では実際にどうなのか・・・、順番に解説します。
購入費用
こちらは分かりやすいですね、購入費用です。
MP202201のGLB 200d 4MATICは新車の車両本体価格が5,810,000円でしたので、先入観やイメージではなく、本当に高いですね。(笑)
ただ、メルセデス・ベンツにしては、と考えるとリーズナブルと言えなくもないのかな?
後はオプションでどこまで付けるか次第ですが、法定費用だけですと16~17万円ですので完全に割り切れば約600万円程で新車に乗る事が出来ます。
でも魅力的なオプションも多いんですよね。
詳しくは購入費用をまとめた別記事を書く予定ですのでそちらをどうぞ。
自動車税
毎年5月に税務署から送られてくるアレですね。
こちらは外車だから高い等という事は無く、至って公平です。
実はメルセデス・ベンツのラインナップはそのイメージとは裏腹に比較的コンパクトな排気量のエンジンを搭載しているのです。
日本の自動車税は排気量基準になっていますので、2019年10月以降購入で1,949ccのGLBは1.5リットル超~2リットル以下というカテゴリーになり、年額36,000円となります。(購入時は3月までの月割りでしたので21,000円となっています。)
ちょっと拍子抜けというか、私も実際に買うまでは勝手に高いイメージを抱いていました。
これでしたら前車のノアよりも安いので購入を後押ししたファクターの一つです。
毎年の事ですのでうれしい誤算でした。
車検
日本発売から3年経っていないGLBですので、初期ロットの車両でも2023年以降の車検となり、未知数にも思えますが、車検の内訳の内、法定費用は分かっています。
以下で解説している自賠責、自動車重量税等がその部分で、これは車が何であれ平等にかかる項目です。
車検の金額が業者によって違うのはこれ以外の部分、交換部品の金額と整備手数料なんですね。
メルセデス・ベンツのそれ、想像しただけでも高そうですよね。(笑)
私も心配で購入店のシュテルンに確かめたのですが、部品を別にすると若干高いかなという印象で、まあ想像の範囲内でした。
それにメルセデスケアという付帯サービスのおかげで、初回車検はほぼ法定費用のみ、私はメンテナンスプラスというオプションに有料(236,500円)で加入したのですが、これだと2回目の車検、つまり5年後の車検まで消耗品が保障されるらしいのです。
無料になる消耗品以外の出費がどれくらいになるか・・・、こればかりは運や乗り方にも関係しますのでその時になってみないと分からないですね。
まあ、5年後と言えば乗り続けるのか、入れ替えるのか、岐路ともいえる時期なので、改めてご報告できればと考えています。
自賠責保険
車検時に全員が入る強制加入保険ですね。
車購入時や車検時の諸費用に紛れていて加入している自覚が無い方も居るかもしれません。
こちらも「自家用乗用車」というカテゴリーでひとくくりですので、外車も国産車も一緒です。
新車購入時は最初の車検まで3年ありますので一律37カ月で27,770円です。
2回目の車検からは2年ごとですので一律24カ月で20,010円になります。
業者によっては25カ月加入するパターンもありますので、その場合だと20,610円です。
24カ月と25カ月、36カ月と37カ月、2パターンあるのは車検と自賠責の有効期間が満了する時間の違いをどう考えるかという事だと思います。
車検→有効期間満了日の24時
自賠責→有効期間満了日の正午12時
有効期間最終日に車検という方は少数派かとは思いますが、安全策のためにそれぞれ1カ月延ばしたパターンが設定されているのですね。
実は上記の金額はこの記事を書いた2023年1月現在のもので、2023年4月1日から値下げされる事が決まっています。
GLBが対象の自家用乗用自動車カテゴリーを例に上げると以下のように改定されます。
24カ月 | 25カ月 | 36カ月 | 37カ月 | |
本土 | 17,650円 | 18,160円 | 23,690円 | 24,190円 |
離島 | 7,660円 | 7,760円 | 8,850円 | 8,950円 |
沖縄県 | 9,960円 | 10,150円 | 12,260円 | 12,450円 |
自動車重量税
こちらも払っている自覚が少ない税金ですが、購入時、車検時に法定費用としてしっかり徴収されています。
しかしGLBは排出ガス規制の基準を達成している車両なので、購入時の自動車重量税は免除されます。
以降、車検時には車の重量に応じて納める事になるのが自動車重量税ですので、輸入車だから高いという事はありません。
車体重量が1,830kgの私のGLBは初回車検時の自動車重量税が32,800円となりそうですが、2023年5月以降のクリーンディーゼルエンジン搭載車の減免措置が発表されていないのでまだ何とも言えませんね。
任意保険
任意保険はまさに人それぞれ、年齢や使用目的、等級と変動要素だらけです。
私は前車、トヨタ ノアからの乗り換えで月々の保険料が3,000円程上がりました。
詳しい内訳等は下の記事で解説しています↓
燃費
市街地通勤、信号のない中距離移動、高速道路と走行シーンは別れますが、購入してから3カ月のメインは通勤と中距離走行です。
そもそも燃料が軽油のため、レギュラーガソリンよりも一割程割安です。
加えて燃費ですが、毎日の市街地通勤、週末の中距離移動というサイクルでも給油は月に一度で足りています。
それぞれのシーンでの体感燃費としては市街地10km/L、中距離15km/Lといった所ではないかと感じています。
高速道路に長時間乗るシーンはまだないのですが、8速DCTのトップギアで100km/h巡行ならば20km/L弱までは伸びると予想しています。
このクラスのSUVならばかなり優秀ですよね。
タイヤ、ホイール
GLBの夏タイヤ 235/50R19
GLBの冬タイヤ 215/60R18
こちらは新車購入したばかりなので更新になるのはもう少し先でしょうが、輸入車でホイールのPCDが特殊なこと以外、タイヤに関しては国産SUVと同じです。
私の場合だと夏が235/50R19、冬が215/60R18というサイズです。
ネットで購入すれば費用を抑えられる部分ですので工夫しようと思っています。
メルセデス・ベンツ GLBの維持費まとめ
こうして改めてそれぞれの費用を考えてみると、国産車に比べて理不尽に高額という項目は意外と少ないですよね。
ただ、まだ経験していない故障、修理は未知数でかなり高額という噂も聞きます。
もちろん怖いですが、それを気にして乗る車を決めるというのもナンセンスとも感じます。
事故は保険で補償されますし、どんな車でも故障はするので、後は運と割り切る事にしました。
私もGLBに乗り始めてまだ日が浅いので、追々何か経験するたびに追記して行きたいと思います。